2019年7月12日金曜日

技術士試験事件って何?行政書士試験の重要判例・・試験の合否判定は、司法審査の対象となる?

【重要判例】技術士試験事件/最判昭41.2.8


技術士試験を受ける男性

どうもTakaです。
今回は国家試験の合否判定は、
司法審査の対象となるかが争点となった。
技術士試験事件について紹介したいと思います。

この事件は別名「国家試験と司法審査」と呼ばれています。

 技術士試験事件の内容


Aさんは旧技術士法に基づく技術士国家試験本試験を
受けたが不合格となった。

Aさんは、科学技術庁長官を相手取って
本試験における自分の回答は正しいものであって、
不合格判定は誤りであるから、
党がいい判定を合格に変更するか、
また誤りの判定により被った
受験料・旅費等の損害を賠償するよう請求した。

 技術士試験事件の争点


国家試験の合否判定は、司法審査の対象となるか。

判決のポイント


対象とならない

国家試験の合格・不合格の判定は、司法審査の対象とならない。
法律上の争訟に当たらないからである。
合否の判定や内容の判断を審査し具体的に法令を適用して、
解決調整できるものとはいえない。


➡【リンク】最高裁判所HP・・昭和39(行ツ)61



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