【行政書士試験】紛争解決の分野のトレーニング問題
●次の問のうち正しいものには○、誤っているものには×をつけなさい。
★裁判による紛争解決
(1)裁判というのは裁判所または裁判官が事実を認定し、法を適用して具体的な事件を解決する判断行為である。〇…問題文の通り。
(2)裁判所は、法令適用の前提となる事実の存否が確定できない場合であっても、裁判を拒否することはできない。
〇…問題文の通り。
(3)家庭裁判所は、家庭に関する事件の裁判及び調停ならびに少年事件の審判など、民事訴訟や刑事訴訟になじまない事件について権限を有するものとされ、訴訟事件は取り扱わない。
×…家庭裁判所は、家庭に関する事件と少年事件を扱う。また、離婚訴訟などの訴訟事件も扱う。
(4)裁判も調停も公開で行われるのが原則である。
×…裁判はそうだが、調停は非公開で行われる。
(5)最高裁判所が、法令の解釈適用に関して、自らの過去の判例を変更する際には、大法廷を開く必要がある。
〇…問題文の通り
★裁判以外の紛争解決
(6)民事上の紛争で訴訟継続中に、裁判官の判決を待たずに、当事者が互いに譲歩して和解することもある。○…問題文の通り。
※和解すると和解調書が作成され、和解調書は確定判決と同じ効力を有する。
民事訴訟法267条
(7)裁判は法を基準として行われるが、調停などの裁判以外の紛争解決方法においては、法の基準によらずに紛争の解決を行うことができる。
〇…問題文の通り。
(8)仲裁というのは、当事者の合意に基づき、第三者の判断によってその当事者間の紛争を解決することであり、調停と異なり、第三者の判断が当事者を拘束します。
〇…問題文の通り
(9)ADRとは2009年からスタートした裁判員制度の英語名称の略称である。
×…ADRとは、民事の法的なトラブルを裁判によらないで解決する裁判外紛争解決手続きのことである。
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