2019年11月30日土曜日

【行政書士試験】商人(商法・会社法)の分野のトレーニング問題

【行政書士試験】商人(商法・会社法)の分野のトレーニング問題

最終更新日:2020年1月5日

テスト


●次の問のうち正しいものには○、誤っているものには×をつけなさい。


★商人とは何か

(1)商法において「商人」とは、自己の名をもって商行為をすることを業とする者をいう。

〇…問題文の通り。商行為を業としない者でも、店舗での物品販売を業とする者や鉱業者なども商人とみなされる。
商法4条1項

★商事に関する法

(2)商事に関して、商法に定めがない事項については民法の定めるところに従い、民法にも定めがないときには、商慣習に従う。

×…商事に関して、商法に定めがない事項については商慣習に従い、商慣習に定めがないときは、民法の定めるところによる。

商法

商慣習

民法
の順

★擬制商人

(3)店舗などでの物品販売を業とする者や鉱業を営む者は、経営の形態・企業的接尾に着目して、商行為を行わなくても、商人とみなされる。

〇…問題文の通り。
民法4条2項


★商業登記

(4)商業登記は、商人の取引に必要な事項を公示するもので、すでに出来上がっている事実を広く一般に明らかにして、第三者が思わぬ損害を被らないようにするものである。

〇…問題文の通り。

★商号

(5)個人商人が複数の営業を営む場合には、その営業ごとに複数の商号を使用することができるが、会社は1個の商号しか使用することができない。

〇…問題文の通り。会社は複数の営業を営む場合でも、商号は1個に限定される。


(6)商人の商号は、営業と共にする場合または営業を廃止する場合に限り、譲渡することができる。

〇…問題文の通り。商号の譲渡は、登記をしなければ、第三者に対抗することができない。


★商業使用人

★支配人

(7)支配人は、商人に代わって、裁判上の行為を除いて、その営業に関する一切の行為をする権限を有する。

×…支配人は、商人に代わって、その営業に関する一切の裁判上または裁判外の行為をする権限を有する。
商法21条1項


(8)商人が支配人を選任したとき、その登記をするか、しないかは任意である。

×…商人が支配人を選任したときは、その登記をしなければならない。


(9)支配人は、商人の許可なく、自ら営業を行うことができない。

〇…支配人の競業禁止規定の一つ。なお、商人の許可を得れば、自ら営業を行うこともできる。


(10)商行為の代理人が、本人のためにすることを示さないでした商行為は、本人に対して効力を生じない。

×…商行為の代理人が、本人のためにすることを示さないでした商行為であっても、本人に対して効力を生じる。
商法504条


★代理商

(12)代理商とは、商人のためにその平常の営業の部類に属する取引の代理または媒介をする者で、その商人の使用人でない者のことである。

○…問題文の通り
商法27条


(13)代理商は、商人の許諾がない限り、商人の営業に属する取引を自己または第三者のために行うことはできません。

〇…問題文の通り。また、代理商は、商人の許諾がない限り、商人の営業と同種の事業を行う会社の取締役・執行役などになることはできない。


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