【行政書士試験】債務不履行の分野のトレーニング問題
●次の問のうち正しいものには○、誤っているものには×をつけなさい。
★債務不履行とは何か?
(1)債務不履行とは、債務者の故意または過失により違法に債務が履行されないことである。
○…問題文の通り。債務不履行により、債権者に損害が発生すれば、債務者は損害賠償の責任を請け負うことになる。
民法415条
債務者がその債務の本旨に従った履行をしないときは、債権者は、これによって生じた損害の賠償を請求することができる。債務者の責めに帰すべき事由によって履行をすることができなくなったときも、同様とする。
(2)債務の履行について、支払期日が過ぎてしまった場合、履行遅滞となる。
〇…支払期日が過ぎて履行遅滞となった場合、債務者は、履行遅滞の責任を負う。
(3)不動産が二重に譲渡された場合、売主が一方の買主に対して所有権移転登記を完了すると、他方の買主に対する債務は、履行不能になる。
〇…問題文の通り。
★債務不履行の解消
(4)債務不履行を正当化する事由がないと、債権者は、直接強制・代替執行・間接強制により、債権を強制的に実現できる。
〇…問題文の通り。
★債務不履行に基づく損害賠償
(5)債務者の帰責事由に基づく正当化できない債務不履行によって損害が発生した場合、債権者は、債務者に対して損害賠償を請求できる。
〇…問題文の通り。
(6)債権者が損害の発生防止やその拡大防止に努める義務に違反すれば、必ず過失相殺が行われる。
〇…問題文の通り。
(7)金銭債務の履行が遅れた場合、債権者は、履行遅滞の事実を証明するだけで、債権額に一定の利率を掛けた額の賠償を請求できる。
〇…問題文の通り。
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